「夢」を否定されて、彼の心はボロボロ

 男性というのは年齢に関係なく、誰もが多少は非現実的な夢を持っているもの。「オレは将来ミュージシャンとして成功する!」「社長になって、『マネーの虎』に出演する!」なんて、けっこう真剣に考えている男性も少なくありません。男性はそれによって、自分のプライドをなんとか保っているのです。でもあなたは、わりと現実的な考え方をするタイプなだけに、男性の「夢」や「ロマン」を、つい頭ごなしに否定しそう。「なれるわけない!」「じゃあどんな努力をしてるわけ?」などと相手を追い込み、男性のプライドはズタズタ。あなたの前から去っていく……なんてことにも。
 また、恋人の趣味のコレクションを「おたくっぽい」と否定したりして、相手を寂しい気持ちにさせてしまいそう。そうした「ロマンへの無理解」のせいで、「つまらない女」というレッテルを貼られ、男性に敬遠されるうち、ますます男の夢が理解できなくなる悪循環の心配も。

「少年」を見守る「母親」のつもりで

 あなたに欠けているのは、「彼が好きなことに打ち込むのを、温かく見守ってあげよう」という心の余裕。この余裕を身につけるには、聞き上手になることが何よりも大切。内心では「また愚にもつかないこと言ってる」と思っても、水をさすようなことを言ってはダメ。男性が夢を語っているときは、少年のような気分になっているのです。だからあなたも母親になったつもりで、「すごいわね」「頑張って」と言いながら、聞いてあげましょう。同様に、恋人のコレクションを見てもその値段に思いを巡らせるのではなく、それだけ集めた彼の情熱をほめてあげるように。そのうちあなたも、男の「ロマン」がわかってくるはず。恋人や好きな男性からも「話せる女」と思ってもらえるようになりますよ。
 あなたが男性の夢に水をさす背景には、『自分をもっと気にかけてほしい」という願望もあるようです。自分がされたいことは、まずは相手にもしてあげましょう。

「夢」や「ロマン」を解する女を演出しよう

 オフィスでのあなたは、周囲の男性にどうしても「堅苦しい」という印象を与えやすいようです。仕事の能力については評価されるものの、気軽にジョークを言う相手とは思われないみたい。その結果、どこか心の距離がある……という雰囲気になりがち。そんなあなたがオフィスで光る存在になるには、雑談タイムは意識的に大きくうなずきながら同僚の話を聞くこと。そして、ときには自分の夢を語ったりするのが効果的。この夢も、多少は突拍子もないほうが、あなたに対して親近感を抱かせることにつながるでしょう。また上司に対しては、自分の優秀な面ばかりを見せようとすると、けむたがられます。むしろ、ときには致命的でない程度にドジなところを見せることで、目をかけてもらえるようになります。また、上司の若いころの体験談を「教えてください!」と言ったりするのも、心の距離を一気に縮めるうえで効果的です。