あなたの隠れた才能は「遂行力」
ミッションを遂行すること――これが、あなたのモチベーションの源だ。ちょっとハードルが高いくらいの仕事のほうがヤル気が出るし、休みもないくらい仕事でパンパンの状況ほどアドレナリンが出てしまう。ストレスで離脱していく仲間を見て「オレもあれくらいヤワだったほうが長生きできるかも……」なんてボヤくことも。
こんな職場で損していないか!?
ミッションを次々に遂行していこうとするあなたのモチベーションは、必ずしも“責任感”に根ざしているわけではない。もっと上に行きたい、評価されたいという思いの裏返しである。
したがって、どれほどがんばろうとも出世のコースとスピードがある程度決まっている、古い体質の企業では閉塞感を覚えること必至。もっとも、これに当てはまる人は20代で会社を辞めてしまうことが多い。
才能を開花させるには?
あなたの頑張りが正しく評価される、若い会社にこそ活躍の舞台がある。なお、転職において〈遂行力〉は一番アピールしやすい能力だ。〈積極性〉や〈段取り力〉などは、面接では空疎に聞こえがち。その点、〈遂行力〉は実直な響きを保ちつつも、パンチがある。
こんな仕事に向いている!
「一番忙しい人が一番デキる人」。
キャパいっぱいにミッションを引き受けて、デキるヤツだという既成事実を作ってしまおう。その意味でも、スタッフの数の割に仕事量が多い職場が向いている。ただし、テンパっては逆効果。
1960年代アメリカの広告業界で生き急ぐ男たちの人間ドラマ。彼らのように野望をむき出しにすることで、ステップアップできそう!?