あなたの隠れた才能は「共感(りょく)

どんな相手でも、ひとまずは理解しようと努めるあなた。苦手な人物に対しても一方的に嫌うようなことはしない。人間関係に建設的になれるので、職場に敵はいないはず。相手の気持ちを察して行動することが求められる日本では、いまだに重宝される才能の持ち主だ。人間関係に限らず、〈そこにあるものを受け入れる〉ことが得意。

こんな職場で損していないか!?

今そこにあるものを受け入れるのが得意な反面、斬新なコンセプトが求められる分野で、自らアイデアを発信しなければならないような仕事(例/宣伝、企画など)は苦手。「俺はなんて平凡な人間なんだ」と落ち込みかねない。

才能を開花させるには?

自己表現が乏しい草食系男子や、大人になりきれないゆとりちゃん――そんな職場の〈困ったちゃん〉たちにもおおらかに対応できるのが〈共感力〉の持ち主。世話係やパイプ役を積極的に引き受けることで、あなたは職場での存在感を増すことができるだろう。彼らに手を焼いている上司や同僚はもちろん、困ったちゃん本人からも頼りにされるはず。

こんな仕事に向いている!

調整や交渉、営業などは流石にお手のもの。誰もが手を焼くエキセントリックな人物にも、あなたなら対応できる。宣伝・企画系が苦手と前述したが、クリエイティブな仕事に向いていないわけではない。「万人に受け入れられる」というコンセプトが求められる現場では、むしろ力を発揮するだろう


クレーム対応には、他者の道理を理解しようとする姿勢が不可欠。著者は1300件以上もの対応実績を持ち、その濃縮された含蓄は圧巻。