あなたの隠れた才能は「物語(りょく)

あなたは〈話し上手〉として知られているはず。単に「コーヒーが好きなんです」ではなく、「コーヒーが大好きで、一日20杯も飲んじゃうんです」といったレトリックを、ごく自然に使うことができる。そんなあなたは、人の心に働きかけるのが得意。「どう話せば相手が納得するか」を読み取るプロファイリング能力にも長けている。

こんな職場で損していないか!?

〈物語力〉の持ち主は、データに頼らず、相手の感情に直接訴えかけようとするので、データ主義や前例主義に陥った現場では能力を発揮しにくい。本人も「ビジネスライクな話をできない自分は力量が足りない」などと悩みがち。その思い込みが、かえって持ち味を殺しているのだ。

才能を開花させるには?

前述のような環境にいるなら、このままくすぶり続けるより、別の部署に活路を見いだすのも手だ。人が納得しやすいストーリーを語るのはお手の物なので、職場に波風立てることなく異動できるだろう。社内FA制度や公募制を採用している企業なら、「まさに俺様のための舞台」くらいのつもりで活用してみては?

こんな仕事に向いている!

情報がどこでも手に入る昨今、データだけでは人を納得させられない現場が増えている。営業しかり、消費者相談室しかり。情報を揃えるだけでなく、人に訴えかけられるあなたの力は、多くの現場で重宝されるはず。社内広報など、イメージをPRする仕事も得意。


数々の名スピーチでファンを心酔させるアップル社のCEO。スタンフォード大学でのスピーチはあまりに有名だ。その技術を体系化!